• "イタリア"(/)
ツイート シェア
  1. 板橋区議会 2021-04-13
    令和3年4月13日区民環境委員会-04月13日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    令和3年4月13日区民環境委員会-04月13日-01号令和3年4月13日区民環境委員会  区 民 環 境 委 員 会 記 録 開会年月日  令和3年4月13日(火) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 零時10分 開会場所   第3委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委員長     山 内 え り       副委員長     安 井 一 郎  委員      小野田 み か       委員       こんどう秀 人  委員      吉 田 豊 明       委員       しいな ひろみ  委員      大 野 治 彦       委員       し ば 佳代子  委員      田 中 いさお 説明のため出席した者  区民文化部長    森     弘     資源環境部長    久保田 義 幸  地域振興課長    町 田 江津子     文化・国際  交流課長      折 原   孝
     スポーツ振興課長  小 田 健 司     オリンピックパラリンピック推進担当課長                        (スポーツ振興課長兼務)  環境政策課長    宮 津   毅     資源循環推進課長  森 下 真 博  板橋東清掃事務所長 歌 津 知 己 事務局職員  議事係長      龍 野 慎 治     書記        岩 渕 真理絵                区民環境分科会運営次第 1 開会宣告 2 署名委員の指名 3 陳情審査   <区民文化部関係>    陳情第 5号 清水町集会所廃止延期に関する陳情継続審査分元.6.5受理)                                       (3頁)   <資源環境部関係>    陳情第47号 「公共施設配置検討エリアマネジメント)」についての陳情(集           会・環境施設の件)(継続審査分元.9.25受理)(9頁)           第1項 エコポリスセンター現地存続の件    陳情第98号 アスベスト被害防止対策を板橋区としてできることからすみやかに取組           むことを求める陳情補助金制度の件)(継続審査分2.6.3受理)                                       (15頁) 4 所管事項調査  (1)「板橋区災害廃棄物処理計画」の策定について(23頁)  (2)東京2020オリンピックパラリンピック競技大会を契機とした取組状況について                                       (34頁)  (3)「いたばしアーティスト応援キャンペーン事業実施結果について(36頁) 5 閉会宣告委員長   ただいまから区民環境委員会を開会いたします。  本日も発言は着座にて行っていただくようお願いいたします。  また、現在、まん延防止等重点措置が適用されておりますので、簡潔な質疑、答弁、そして円滑な議事運営にご協力をお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、初めに、署名委員を指名いたします。  しいなひろみ委員大野治彦委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、区民文化部関係陳情第5号 清水町集会所廃止延期に関する陳情を議題といたします。  その後の状況については、理事者より特段の変化がないことを確認しております。  特段の質疑、委員間討論がなければ意見を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。  ありますか。  それでは、理事者の出席を求めますのでお待ちください。 ◆吉田豊明   よろしくお願いします。1月に策定されましたいたばし№1実現プラン2025の第4章の経営革新計画においては、清水町集会所含む廃止対象の9か所の区民集会所令和3年度は検討、調整、対応とありまして、さらに棒が引かれていて、令和6年度、7年度まで同様の対応で、その計画期間の目標としては結論、対応というふうに書かれておりますが、まるっきりよく分からないものですから、現状で所管で分かる情報を教えてください。 ◎地域振興課長   清水町集会所の廃止に関する陳情の件でございますけれども、活用方針に結論が出ていないということに関しましては、状況に特段の変化はございません。ただし、今回改訂いたしましたいたばし№1実現プラン2025の経営革新計画に基づく計画におきましては、公共施設の大本となる公共施設の集約・複合化の推進、分かりやすく言うと、これまでエリアマネジメントと称してきた計画でございますけれども、そちらは令和5年度まで検討、その検討結果により令和6年度、7年度に対応するという計画になっています。  そうしますと、これを受けまして清水町集会所につきましても全体の調整の中で活用方針を定める必要がございます。改めて仕切り直しとなったところでございます。これまで令和3年度中に活用方針を検討し、結論を出すとしてきたところなんですけれども、廃止の方向性については変わりはございませんが、令和6年度もしくは7年度まで検討、調整、対応と検討期間に猶予ができた形になっております。  結果的に、活用方針が決まるまでは引き続き令和7年度まではご利用いただけるというような状況になってございます。 ◆吉田豊明   令和7年度までは使えるということで、陳情者の皆さんも取りあえず令和7年度まで使えるということで、喜ばれているんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そういった情報については、陳情者の方や清水町の町会長さんや、老人クラブの会長さんや、そういった組織の方々にお話というのはどうなっているんですか。 ◎地域振興課長   実際、新年度に入りましてご挨拶に伺いたいなと思っておりました。ですので、この時期に陳情いただきました町会長さんと老人クラブの会長さんにお会いしたいなと思って、少し打診したんですけれども、今ちょうど改選期ということで、ちょっとばたばたしているので、私と会うのはちょっと落ち着かないということでございました。  ただし、こういった少しでも状況の変化があったときにはお伝えすべきことであると思っておりますので、地域センターの所長さんのほうから、地域センターの所長は割と懇意に肩肘張らずにお話ができる状況でございますので、町会長老人クラブの会長さんに令和7年度までは、確約とは言えないけれども、令和7年度まで使えるような状況になってますよというようなお話はさせていただいたところです。  それによりまして、町会長のほうも令和7年度まで使えるんだったらよかった、安心したというようなお言葉をいただいているというところです。 ◆吉田豊明   令和7年度までは取りあえずは使えるということなんですが、今回の陳情陳情者が求めているものは、使えるときまでは使わせてくださいというもっとも至極な主張なんですね。これについては、まだ予断は許さないというか、区のほうではどのようになっているのか教えてください。 ◎地域振興課長   使えるときまでは使うということなんですけれども、前回、吉田委員からご質問があったように、そもそも60年使えるんであればあと15年もしくは20年使えるんじゃないだろうかというようなお話がございました。  躯体だけの耐用年数を見ればそうなのかもしれないんですけれども、今現在使っているうちにいろいろ手を入れなくてはいけなくなりますので、あくまでも今の区のほうで考えておりますのは500メートルメッシュを基準としながら持続可能な施設整備を行っていくというところでございますので、廃止の方向は定まっておりますので、その廃止の方向に従いまして、令和7年度まではお使いいただけるということをお伝えし、あとは令和7年度以降の廃止の時期を明確に示していくというような形で進めさせていただきたいなと思っているところです。 ◆吉田豊明   そうすると、令和7年度以降に関しては、この廃止の時期というのはどういった段階で、所管では決められないとは思うんですけれども、区全体としては決めていくのか、分かるようでしたら教えてください。 ◎地域振興課長   令和7年度以降のものについては、次期計画の中に盛り込んでいくような形になりますし、ここの経営革新計画で調整した内容のものについては今度は実施計画というところに明確に出ていくような形になりますので、いずれにしても方針が決まった段階で議会の皆様とともに地域の皆様にもきちんと情報提供していく、合意を得ながら情報提供していくというような形で進めていきたいと思っております。 ◆吉田豊明   分かりました。ありがとうございます。 ○委員長   よろしいですか。  ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。          (発言する人なし) ○委員長   以上で、質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆大野治彦   先ほど、その後の状況に変化はないというふうなことであったんですけれども、その後の状況にはまさしく変化があったというふうに私どもは認識しております。というのは、いたばし№1実現プラン2021が前倒しをして2025にシフトされたということ自体が大きな変化だと思います。特に、前倒しというと決まっていないことを前倒しで決めていくというようなニュアンスも強いかと思うんですけれども、逆に方針としてはここで一度立ち止まってまた考え直しましょうということに方向を転換しております。  なので、この清水町集会所廃止延期に関する陳情に関しては、令和7年度までは利用されている方々は今までどおり使えるというふうに私ども考えておりますので、この陳情に関しましては、令和7年度までの願意となるんですけども達成しているというふうに考えますので、一応、不採択を主張させていただきたいんですが、公共施設の存続に関してはこの施設以外にも区内で対象となっている地域がかなりあります。なぜこういった陳情が出てくるかというと、やっぱり当該施設利用者にとってみれば、長年使っていた施設なので、これが利用できなくなるということは環境が変わるわけですので、ほかの代替施設が区のほうでここで使えますよと言っても、なかなか当初は受け入れられるまで時間がかかると思いますので、いろいろな対象となっている施設を利用されている方々へのご理解をいただくためには、やっぱり時間をかけてこういうふうな状況になっていますというような区からの発信をしていただいて、お互いに相対して話し合う場等を設けて、ご理解を得ていく必要があると考えます。  ということで、現状、変わりがないということはなく変わっております。今までどおり使えるということは、令和7年度まで使えることになりましたので、本陳情に関しては不採択を主張させていただきたいと思います。 ○委員長   ほかに意見のある方。 ◆吉田豊明   ただいまの委員から陳情の願意が令和7年度までは使えるから、願意がかなえられたから不採択と、その辺よく分からないんですけれども、そういう主張がありました。  それで、私たちは地元の住民、特に町会や老人クラブがこの集会所がなくなっちゃうと機能しなくなっちゃうという現状の認識の下にこれをどうするかということで、この議論をしてきました。そういう点からすると、令和7年度まで延びたということは、非常に現状としてはうれしいことなんですけれども、この願意がかなったかというと、私はそうじゃないというふうに思うんです。  それで、現状は確かにいたばし№1実現プラン2025が発せられたということで、変わったというのは事実だと思うんですけれども、変わったからこそ私たちはもう一度原点に返って議論をすべきだと思うし、そういう点で私は今回は従来採択を主張してきたんだけれども、まだ現状が変わって、この願意をどう実現するかという点では、まだ不明な点が多いということで、継続を主張したいというふうに思います。 ◆田中いさお   我が会派といたしましては、今回、不採択を主張したいと思います。先ほどから、委員からの質疑でもありましたように、令和7年度までは使えるということで、陳情者の思いとしては施設が壊れるまで使いたいと、これは非常に伝わるところでもありますし、実際私が目の前の使っていた集会所がなくなるといえば、それは反対する立場になるんだろうなというふうに思うんですけれども、区の大きな計画の中で、先ほど課長からもありましたとおり、500メートルメッシュの中で集約をしていくという、この現実があるわけですね。  この集会所の問題って、ここに限らず様々な場所でも起こっていることだと認識しています。また、この陳情者の願意のところは、施設が壊れるところまでっていうことかもしれませんが、取りあえず今確約取れているところは令和7年度、また、コロナ禍の中で、計画が先送りになっているものが非常に多いので、きっと令和7年度以降も使える状況が生まれるんじゃないかなというふうに私は個人的には思っているところです。  ですので、不採択を主張いたしますけれども、担当所管につきましては、最大限現場の方の陳情者に寄り添いながら、どうやったら代替地が確保できるかとか、どこまで延ばせるかというのは、常に検討はしていただきたいと思います。  以上です。 ◆しいなひろみ   おはようございます。よろしくお願いいたします。  私たちの会派としましても、まず、向こう5年間は使えるという、ある意味確約が取れたということなんですが、その先と考えたときに未定であること、やはり地域の方にとって地域で集まる場所があるというのが、すごく地域のコミュニティの強さを継続させるには必要だと思います。  今、課長のお話ですと、地域への町会長さんとか老人クラブの会長さんへ地域センターのほうからは継続して使えることを伝えてあるということなんですが、この使えるというのはとても喜ばしいことで、この周知方法に関しては、もっと町会の回覧板を活用していろいろな人に周知していただくとか、そのあたりの積極的な努力をしていただきたいということも含めまして、今回は継続で主張したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長   以上で、意見を終了いたします。
     陳情第5号 清水町集会所廃止延期に関する陳情につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と、表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。  陳情第5号を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。          賛成少数(2-6) ○委員長   賛成少数と認めます。  よって、継続審査とすることは否決されました。  この際、継続審査を主張された方で特にご意見があれば伺います。 ◆吉田豊明   非常に残念だというふうに思うんです。まだ表決終わっていないか。これ令和7年度までは使えるということが明らかになったことをもって願意がかなったとして不採択をするというのは、やっぱり議会の在り方としては、やはり問題があるというふうに思います。  それで、願意がかなっていない以上、願意がかなっていないという条件の下での議論が必要だというふうに思います。そもそも、清水町集会所というのは、なぜこの陳情が出されたかという点については、町会長さんともお話しさせていただきました。  その中で、清水町集会所で町会の会議も行ってきたし、老人クラブの会議も行ってきたということで、あそこがなくなっちゃうと、清水町集会所が廃止をされちゃうと、町会の活動そのものに支障を来すということをはっきりおっしゃってるんですね。そうすると、この清水町集会所令和7年度までは延長されたとはいえ、その後、同様の状況が起こり得ると、そうなったときに清水町の町会の活動に支障を来すということは、避けなければならないことだというふうに思います。  それから、500メートルメッシュで一律に規制をするという考え方も、あまりにも無謀なやり方だというふうに思います。一つひとつの集会所の持つ役割は違っているので、特にこのような清水町集会所が町会の会議で使われてきたということを考えた場合には、願意にあるように建物が使えるまで使うことは、やっぱり重要なんだろうなと、それから、日本にはもったいないという言葉がありますけれども、せっかく住民の運動で建てた建物が、使えるのに壊されちゃうということに対しては、その集会所を長らく使ってきた町会にとっては本当に悔しいことだというふうに思うんです。  そういう点から、私は採択を主張したいというふうに思います。 ○委員長   ほかに意見のある方はいらっしゃいますか。          (発言する人なし) ○委員長   よろしいですか。  次に、お諮りいたします。  陳情第5号を採択することに賛成の方は挙手願います。          賛成少数(2-6) ○委員長   賛成少数と認めます。  よって、陳情第5号は不採択とすべきものと決定いたしました。 ◆吉田豊明   少数意見留保します。 ○委員長   はい。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、資源環境部関係陳情第47号 「公共施設配置検討エリアマネジメント)」についての陳情(集会・環境施設の件)、第1項エコポリスセンター現地存続の件を議題といたします。  その後の状況については、理事者より特段の変化がないことを確認しております。  特段の質疑、委員間討論がなければ意見を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。          (発言する人あり) ○委員長   それでは、理事者の出席を求めますので、お待ちください。 ◆吉田豊明   先ほどもありましたように、いたばし№1実現プラン2025が策定された下で、エコポリスセンター在り方はどう変わったのか。特に、前野地区エリアマネジメントの変更と併せて答弁いただきたいというふうに思います。 ◎環境政策課長   ただいまご質問いただきましたいたばし№1実現プラン2025に基づきまして、どのような変更があったかということでございます。  令和2年の段階で、一度委員会に報告させていただきまして、令和2年度中に一定の方向性を示すというようなお話をさせていただいておりましたが、それがかなわなかったということで、今回のいたばし№1実現プラン2025の中で、改めてどういった形で進めるのかというのを示させていただいたところでございます。  前野地区周辺施設の全体の動きとしては、令和4年度までに検討を進め、令和5年度に一定の結論を出すということになっております。ここのエコポリスセンターにつきましては、それよりも1年前ということで、検討を重ねた上で令和4年度に一定の結論を出すということで定めているところでございます。 ◆吉田豊明   そうすると、前野地区の結論も含めての対応となるというふうに思うんですけれども、現状では令和4年度には結論を出すということでよろしいですか。そうすると、令和4年度から第3期の指定管理が始まるんですね。そうすると、今年度中に指定管理者を選定しなければならないと思うんですが、その辺はどうなっているのか。具体的にいうと、従来どおり5年間の契約になるのか、それともその辺はフレキシブルに扱うのか、その辺もお答えください。 ◎環境政策課長   今、委員のおっしゃったとおり、確かに今の5年間の指定管理期間は今年度で切れるところでございます。来年度より新たな体制で臨まなくてはいけないところですが、一定の結論が出ていない以上、現段階では5年間に延ばすのか、あるいは今の指定管理者を短期間で延長していくのかということについては、これから早急に決定していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   もう来年度からですよ。来年度からは、新たな指定管理者で始まるので、今年度中、どの辺までで決めなきゃいけないんですか。つまり、5年間にするのか、それとも、だって令和4年度に結論を出すでしょう。令和4年度に結論を出すのに、何年間なのかっていうことが決められないじゃないですか。それを決めるんだったら、今年中に決めなきゃいけないので、その辺の矛盾どう解決するのか、それと、先ほど言ったように今年度中、どの段階で決めるのかをお答えください。 ◎環境政策課長   確かに、委員のおっしゃるとおり早急に方向性は示さなくてはいけないところでございます。  一方、今回のいたばし№1実現プラン2025の中で、公共施設に関する改築等の工事を3年間凍結するというようなことも載せさせていただいているところでございますので、それを踏まえますと5年間の指定管理期間を設けるのが今の段階では最もふさわしいとは思われますが、そこの部分についてはフレキシブルな対応も含めて検討していきたいと思います。  なお、議会へ当然きちんと報告した上で認めていただかないといけないものですから、そのスケジュールに間に合うようには進めていく予定でございます。 ◆吉田豊明   分かりました。ありがとうございます。 ○委員長   よろしいですか。  ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。          (発言する人なし) ○委員長   よろしいですか。  以上で、質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆大野治彦   エコポリスセンター存在そのものにつきましては、この施設は日本で初となる環境を目的とした施設というふうに建設されたというふうにお聞きしておりますので、この施設がなくなるということ自体はあってはならないことでありますし、そういうことはないと思います。  そこで、この陳情の趣旨なんですけど、こちらの方々の趣旨の内容としては、施設の中の集会室を使用できなくなるのが困るというような陳情意味合いが強い内容であるというふうにも考えます。  先ほどの清水町集会所陳情と似ている内容になりまして、これはエリアマネジメントということで、担当の課や部の方々が、思いは強くても最終的に判断をして決定していくのは政策経営部のほうの政策の分野になっていくということで、担当の所管の部の方々も大変苦慮している内容であるというふうに思います。  結論としては不採択を主張するわけですけども、今、板橋区としては令和4年度までに結論を出すという方向で動いています。やはり、こういった施設、環境について今板橋区の資源環境審議会というのも開催されていて、仮称の板橋区地球温暖化対策実行計画2025ということも、今話合いがされている状況でございます。その中において、区の責務、事業者の責務、区民の方の責務ということで、3つの柱の中でもうたわれている内容も、今検討されている状況ですので、こういった施設が区民の皆様への発信源となる施設となるように、最近、何かこのエコポリスセンターも当初の設立の目的からちょっと変わってきている部分があるというふうにお聞きしておりますので、ぜひこういった施設が区民の皆様への発信の場となる施設となるよう求めます。  ということで、不採択を主張させていただきます。それと、付け加えさせていただきたいんですけども、先ほど、清水町の集会所で願意が達成されたということを言ったんですけど、ちょっと意味合いが違うことで訂正させていただきたいと思います。申し訳ございません。 ○委員長   ほかに意見のある方いらっしゃいますか。 ◆吉田豊明   私たちは継続を主張させていただきます。  現状、状況が決まってない段階で、議会としてこれを判断することはできませんよ。こういうことから考えれば、継続をすることが必要だというふうに思いますので、継続を主張します。 ◆田中いさお   私どもの会派は不採択を主張させてもらいます。今回のエコポリスセンター施設を存続してほしいということで、ご利用なさっている方は本当よくご存じだと思うんですけれども、当初はいろんな機材が入って体験できたりとか、様々な利用で非常に区民の方が多い状況も見てきました。  また、リニューアルということで大きな木のツリーが入りましたり、そこでまたそのような内容を変更しながらやってきたのを見てきたんですけれども、エコポリスセンターが板橋区のシンボル的な施設であったことは皆さんもご承知のとおりなんですが、今後、SDGsの社会が進む中にあって、私自身はエコポリスセンターの存続はもちろんのこと、発展的解消でもっと区民の方が喜ぶべき施設に変えるべきだというふうに、私自身は思ってるところでもあります。  また、先ほど大野委員の話からもありましたように、陳情の内容につきましては、そこの中に入っている集会所等を利用していきたいというのは、まさに先ほどの清水町集会所と似たような色合いが強いところで、ここの所管でそれを審議するというのはなかなか難しいところも感じてるところですけれども、新たなコロナ禍の経済状況が非常に厳しい、税収が減るっていう中で、資源が限られてる中で、それぞれが集会所が欲しいというのは重々分かるし、私もその意見に寄り添いたいとは思いますけれども、この高齢化社会に向かって財源はいつも問われることだと思います。責任があればあるほど、じゃ、そこは残すのに、じゃ、どこかを切らなきゃならないという厳しい選択をしなきゃいけない状況だというふうに認識しています。  ですので、区といたしましては選択と集中っていうことで様々な計画ができていると認識しておりますので、このエコポリスセンターの存続につきましては、今回不採択を主張させていただきます。 ◆しいなひろみ   結論から申しますと、私どもは継続を主張させていただきます。理由なんですけれども、まだその後について一定の結論が出ていない状態で、先ほど吉田委員がおっしゃってたように、やはりもっと精査していかなければいけないのではないかということと、あと、16万人年間利用されているっていうのは、確かにコロナで去年は利用者数も減ったり、いろんな制約があったと思うんですが、地域にとって必要な施設であるということですので、こちらに関しては継続を主張させていただきたいと思います。 ○委員長   以上で、意見を終了いたします。  陳情第47号 「公共施設配置検討エリアマネジメント)」についての陳情(集会・環境施設の件)、第1項エコポリスセンター現地存続の件につきましては、なお審査を継続すべきとの発言と、表決を行うべきとの意見がありますので、最初に継続審査についてお諮りいたします。  陳情第47号第1項を継続審査とすることに賛成の方は挙手願います。          賛成少数(2-6) ○委員長   賛成少数と認めます。  よって、継続審査とすることは否決されました。  この際、継続審査を主張された方で特にご意見があれば伺います。 ◆吉田豊明   エコポリスセンターの重要性については、不採択を主張された委員からもその重要性については述べられたというふうに思います。そして、この陳情者の方も、陳情書の理由の中で、エコポリスセンターは近年ますます重要になっている環境問題についての学習交流行動の場として、子どもから大人まで利用する施設として貴重な存在ですと、そういうことで残してくださいと言っているんです。決して集会所、集会施設がなくなるという狭い立場での陳情ではないんですね。  そして、何よりも、板橋区の方針が全く決まっていない段階で、議会としてこれを不採択にしてしまっていいのかということが、やはり問われるんだというふうに思うんです。この施設が重要な施設ならば、やはり採択をするなり、これから議論をしていくなりして、議論をする場を残しておく必要があるというふうに思います。  それから、地球温暖化対策については、非常に重要な、区としても重要な課題だし、先般、地球温暖化対策実行計画の策定に向けて、区民と事業者と区が一丸となってCО2の排出を抑制していくということを決めたばかりなんですね。こういったことを行っていくためにも、重要な施設であるエコポリスセンターを議会として区の判断に任せちゃう、これは議会としての立場ではないというふうに思います。  そういう点から、私たちは今回採択を主張させていただきたいというふうに思います。 ○委員長   ほかはよろしいでしょうか。          (発言する人なし) ○委員長   次に、お諮りいたします。  陳情第47号第1項を採択することに賛成の方は挙手願います。
             賛成少数(2-6) ○委員長   賛成少数と認めます。  よって、陳情第47号第1項は不採択とすべきものと決定いたしました。 ◆吉田豊明   少数意見を留保します。 ○委員長   はい。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、陳情第98号 アスベスト被害防止対策を板橋区としてできることからすみやかに取組むことを求める陳情補助金制度の件)を議題といたします。  その後の状況については、理事者より特段の変化がないことを確認しております。特段の質疑、委員間討論がなければ意見を求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 (「お願いします」と言う人あり) ○委員長   それでは、理事者の出席を求めますので、お待ちください。 ◆吉田豊明   理事者も代わったということで、確認をさせていただきたいというふうに思います。  1つは、この間の審議の中で、過去に建設現場でアスベストを吸い込んでばく露をして、そして数十年後に症状が発症して、毎年のように多くの方が亡くなっています。中皮腫、ほぼアスベストが原因としている中皮腫でも1,500人が亡くなっているということは厚生労働省も認めているところで、少なくともその2倍の肺がん等で亡くなっている方がいらっしゃるということで、年間4,500人の方が、国が認めた中でもあります。WHOでは、年間日本では1万7,000人を超える方がアスベストの被害で亡くなられてるというふうに言われていますが、まず、アスベストのばく露に対する危険性について、区の認識を改めてお聞きしたいというふうに思います。 ◎環境政策課長   健康被害につきましては、若干所管外のところもありますけれども、認識というお話ですので、環境政策課長としてお答えできる部分でお答えしたいと思います。一般的なことしか、我々も分かりませんが、アスベストという物質の特性から、繊維状の特性ということから、化学物質的な健康被害ではなくて、繊維状の物質が体に取り込まれて刺さったりすることによって、幾つかの症状が出るということは認識してございます。  特に肺に関して大きな症状が出たり、あるいは先ほど委員からありましたとおり、中皮腫の症状が出たりというようなことで、それも発症までかなり時間がかかって現れるということで、かなり重いものがあるというところは理解しているところでございます。 ◆吉田豊明   実際に、政府が認める中でも4,500人の方が毎年お亡くなりになっているという重大問題だというふうに思うんです。  それで、ここの今亡くなっている方は、建設の段階で吸い込んだ方々だというふうに思うんだけれども、今後、その造った建物が解体をされるという中でも、同様の被害が予想されるというふうに思うんだけれども、その辺についての認識をお聞きします。 ◎環境政策課長   確かに、今委員がおっしゃったとおり、アスベストを使用した建物を解体するときに、適切な方法でアスベストを除去しなければ、解体工事に携わる方の健康の被害も考えられますし、それから、適切な除去が行われなければ周辺にお住まいの方の被害も考えられるところでございます。 ◆吉田豊明   それと、解体される建物が、今後増えていくということなんですよ。これは認識で、僕のほうから言いますと、令和10年に解体の工事がピークを迎えようとしています。それだけに、これからアスベストが飛散しないように区としてもきちっとチェックをしていくという必要性があると思うんですが、その辺についての認識もお願いします。 ◎環境政策課長   今委員がおっしゃいましたとおり、これから国土交通省の見通しですと、令和10年に向かって解体工事がピークを迎えるのではないかという推計も、我々も把握しているところでございます。  そういった中で、国のほうは大気汚染防止法を改正しまして、アスベストを撤去する工事についての規制を強めて、皆さんが健康被害に遭わないように、建設業に携わる方も、周辺にお住まいの方も健康被害に遭わないように法の規制を強めているというふうに認識しているところでございます。 ◆吉田豊明   23区では、11区でアスベストの除去工事に対する助成を行っているんですが、板橋区は行っていません。調査に対しての助成は行っているんですけれども、なぜ行っていないんですか。 ◎環境政策課長   今まで、他区で行われていたアスベストの除去工事に対する助成でございますけれども、アスベスト被害に対する責任等が誰にあるのかと問われるような社会的な動きがある中で、いち早く取り組めた区は取り組んできたのかなという認識ではございます。  一方、板橋区のほうでは、アスベストが含まれるか、含まれないかということに対する調査の助成はしてきたところではございます。近年、どちらかというと区が責任をというよりも、どちらかというと国のそもそものアスベストに対する考え方に責任が問われていく方向にある中で、この時点で区のほうが公金を支出する、補助金を支出することに対しては様々な議論があった中で、近年は板橋区の中で補助金制度をつくらなかったものではないかというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   国の責任というお話もあったので、建設アスベスト訴訟について、この間の最高裁の判決等も出ておりますので、その辺答えていただきたいというふうに思います。 ◎環境政策課長   我々も、この裁判の結果については十分注視してございまして、今年に入ってから1月に京都の建設業に携わる方々の最高裁判決、それから2月には大阪のほうの建設業に携わる方々の最高裁判決が出て、共に、国と、それから建材メーカーの責任が問われているような状況にあります。そういったことも十分区としても把握はしているところでございます。 ◆吉田豊明   そうであるなら、それで板橋区も国の責任だから除去工事に対する助成を行っていないという答弁もあったように、それだったら国に対して、これは求める必要があるんじゃないですか。その辺についての認識をお願いします。 ◎環境政策課長   確かに、今年に入ってから国あるいはメーカーの責任を認められるような判決も出てございます。ただ、まだまだたくさんの裁判が残っている中で、そういったものを十分注視しながら、区としての考え方は整理していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   国に対して、財源も含めて、やはり対策を求めていく必要があると思うんです。それで、今の答弁では、まだ裁判も途中のものがあるからそうはいかないんだというふうになっています。  けれども、考えなきゃいけないのは、こうしている現在でも解体工事が進められて、しかも大気汚染防止法の議論の中では、少なくない解体工事でアスベストが含まれてるにもかかわらず、申請をしないで行われているという現実なんですよ。  それで、国の責任が重いことは共通の認識となります。であるならば、国がお金も出す、責任も認める。そうした段階までということは、できないというふうに思う。つまり、それまでは、少なくともその期間だけは区として責任を持って、このアスベストを飛散させないための対策を取る必要があるというふうに思うんですけれども、再度、この問題についてお聞きしたいというふうに思います。 ◎環境政策課長   確かに、区としても建設業に携わる方の健康、それから、周辺にお住まいの方の健康というのは、守られていかなければならないものだというふうに考えてございます。  一方、区のほうの取っている対策というのは、今委員がおっしゃられました補助金を出す方向ではなく、どちらかというと大気汚染防止法あるいは環境確保条例に基づいて、きちんと解体業者さんがアスベスト対策を行った上で解体工事を行えるように指導していくと、導いていくと、こちらのほうに重点を置いている関係で、そういった補助金を出すというほうではないほうで、努力しながら皆さんの健康被害を防いでいきたいと、こういうふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   板橋区民の命がかかった問題なんです。そういう点からすると、やはり踏み込んでこの対策をしていく必要があるというふうに思います。  それで、今課長のほうからも、大気汚染防止法の改正の問題が出ました。それで、今年度から、令和3年度からの施行内容について答えてください。 ◎環境政策課長   私どもで、法律の改正について把握している令和3年4月1日からの施行される内容でございますけれども、石綿含有建材の規制対象の拡大ということで、従来であれば吹きつけのアスベストあるいは配管等の周囲に巻いていたアスベスト等が規制の対象だったわけですが、外壁や屋根で使われて、硬いものの中に成形されたアスベストまで対象が拡大したというのが1点。  それから、直接罰が適用されるようになったというふうに把握してございます。この直接罰というのは、国のほうから示されておりますとおり、工事を適切な方法で、除去を適切な方法で行わなかった場合あるいは指導に基づいてきちんとした対応を取らなかった場合に、懲役あるいは罰金等が科せられるというふうに把握してございます。 ◆吉田豊明   成形板、つまりレベル3まで拡大したということと、それと吹きつけに関しては直接罰が適用されるということだというふうに思うんですが、この直接罰を告発するのはどこの機関になるんですか。 ◎環境政策課長   本来であれば都道府県の事務であるところでございますが、この事務は23区の場合区に下りてきておりますので、区が行うべきものかというふうに考えてございます。 ◆吉田豊明   板橋区が刑事告発をするわけですよ。きちっと調べて、それで、その体制は取られているのかということを、まずお聞きしたいと思います。 ◎環境政策課長   板橋区におきましては、アスベストに関する届出については環境政策課が所管してございます。また、現地の様子につきましては、建築指導課の監察・調査係の協力もいただきながら、建設リサイクルが建築指導課のほうは中心になるんだろうとは思うんですけれども、現場に寄った帰りに違法な形で解体を進めていないか、チェックしながらいつも帰ってきてもらっているところでございますし、我々のほうも、環境政策課として担当3名の地区担当がきちんとした形で書類が出てきて、それに基づいて除去が行われているかというのを確認しているところでございます。 ◆吉田豊明   それで、私は先ほど、大気汚染防止法が改正された大きな要因の中に、アスベストが含まれているんだけれども、それを除去しないで解体をしている解体の現場がたくさんあるという現状があるんですよ。それに対して、政府は直接罰を設定しますから、それは減りますよって話なんだけれども、今の話で言うと、この摘発するのは、告発するのは板橋区、しかも環境部門でしょう。  それで、人員が足りません、できる人がいませんというんじゃ、全く骨抜きな話じゃないですか。だからこそ、今求められているのは体制の強化、それと、特に建築物石綿含有建材調査者の育成といいますか、それと、どこかの民間の事業所に委託をしても構わないんだけれども、そういう体制を見せないで、直接罰があるから減りますよということにはならないでしょう。その辺、今後どうしていくのかお答えください。 ◎環境政策課長   今お話しいただいたことでございますけれども、確かに、我々板橋区だけが抱える問題ではなくて、広くこれに関する事務を行っている自治体が抱えている問題だと思います。これからアスベストの解体件数が、現在のほぼ倍になるんじゃなかろうかと国土交通省が示している中で、各自治体ともこの事務に対する人員は増やしていかないといけないという認識は確かにあるところでございます。 ◆吉田豊明   つまり、きちっと検査をする体制をつくっていくこと、それとともに、だからこそ除去の工事を適切に行うための、しかも費用がかかりますから、これに関しては社会資本整備総合交付金も使って、板橋区も応援しますよと、だからアスベストを除去することに関しては、区民の皆さん、私たちも区も頑張るから、一緒にこの危険な物質を取り除くために協力してほしいと、こういうことが必要なんじゃないでしょうか。  今のままで、アスベストの除却というか、除去は進むんでしょうかね。進まないんじゃないかというふうに思うんです。そういう点からも、この社会資本整備総合交付金を使っての除去に対する補助という制度を、つくる必要がやっぱりあるんじゃないかなというふうに私思うんですけれども、再度同じ質問になって申し訳ないんですが、その辺についてお願いします。 ◎環境政策課長   確かに、区のほうが一定の対策を取ることは必要だと思います。危険な建築物自体の数を減らしていくということは、健康被害に対応することに加えて、大切なことだというのは十分認識してございます。  一方、この社会資本整備総合交付金のつくりが、各自治体が補助した額の2分の1しか出してもらえないというところで、本来であれば国が多く出すべきところを自治体が多く負わなくてはいけないというスキームの中で、昨今の経済状況を鑑みますと、我々が今ここで補助制度を立ち上げるというのは非常に困難だというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   今でも解体工事が行われていて、アスベストが飛散している可能性があるんです。だからこそ、対策を取る必要があるんです。それで、国の責任というのは明確になっている。それで、板橋区としても国に対して10分の10お金を出しなさいということを言うとともに、それがすぐ実現しないんだったら、それまでの間は板橋区としてはお金を出しますよというのは最低限の区としての態度じゃないですか。区民の命がかかった問題なので、私はそういうふうに思うんです。答弁は要りません。  終わります。 ○委員長   よろしいですか。  ほかに質疑のある方はいらっしゃいますか。          (発言する人なし) ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆小野田みか   アスベストは、当初国が防火耐火に優れた素材として、住宅、倉庫、公共施設などの建設の際に積極的に取り入れた素材としてもてはやされた時代もございましたが、その後、有害物質だと分かった時点で国が政策を転換したという経緯がございます。  区としては、国が政策の方針を進めてくれない限り動きようがない状況だと考えております。実際に、人体にも関わる大変デリケートな問題だと認識しており、アスベストの健康被害に対する対応については、国が主体となって取り組んでいただくことを強く望んでおります。  先ほども述べられておりましたけれども、引き続き板橋区からも国が主体となって取り組んでいただくことを強く要望していただくことを前提として、我が会派としましては継続を主張させていただきます。 ○委員長   ほかに意見のある方はいらっしゃいますか。 ◆吉田豊明   私たちも、継続を主張させていただきたいというふうに思います。  区としては、現状、先ほどの議論の中でも、社会資本整備総合交付金を使っての補助金制度はつくらないということだったんですけれども、先ほど自民党の委員からもあったように、国の責任というのはもう明らかなんですね。国に求めていくことは当然だということ、けれども、その間はやはり考えていく必要があるというふうに思います。  それで、このことは今後も議論していかなきゃいけない問題だし、重要な問題だと思いますので、継続を主張します。 ◆しいなひろみ   結論から申しますと、継続を主張していきたいと思います。  壊していくものに、やはりお施主さんもなかなかお金はかけられない、かけにくいのではないかなという現状もあります。そして、アスベストの健康被害で怖いのは、すぐに症状が出るのではなくて、何十年もたってから、つまり現場の人たちがお年を召してから一番苦しい呼吸器系の疾病に陥るということなんですよ。  在宅酸素を使ってらっしゃる方なんかも、お仕事歴を聞くと、やっぱり建設関係だった方たちって今すごく増えてきているんです。そういう現場の状況とか鑑みましても、やはりちゃんとやらないと指導や罰金だよっていう話だけじゃなくて、そのために除去工事に対してしっかり補助金制度をつくることっていうのがこの願意でもあります。
     確かに社会資本整備総合交付金などでは各自治体の補助金制度が2分の1という、こういったところでなかなか活用できない部分があると思うんですけれども、やはり引き続き区として強く国に働きかけていかないと、建設現場の人たちだけじゃなくて、その近隣の人たちの健康も守っていけないと思いますので、継続を主張していきたいと思います。  以上です。 ◆しば佳代子   私どもも、継続を主張いたします。  健康被害、また命に関わる重要な問題になってきています。この問題は重要な問題になりますので、また、先ほどの質疑の中で、国への要望という中での区の考えが、またこれからも整理をしていきたいという答弁がありましたので、結論を急ぐのではなくて、今後の区の考え方、そして推移を見守っていくという意味で、継続を主張させていただきます。 ○委員長   以上で、意見を終了いたします。  お諮りいたします。  陳情第98号 アスベスト被害防止対策を板橋区としてできることからすみやかに取組むことを求める陳情補助金制度の件)を継続審査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   異議がないものと認めます。  よって、陳情第98号は継続審査とすることに決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、所管事項調査を行います。  初めに、「板橋区災害廃棄物処理計画」の策定についてを議題といたします。  本件について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎資源循環推進課長   このたび策定いたしました板橋区災害廃棄物処理計画につきまして、若干補足等を含めてご説明させていただきます。  本計画につきましては、2月の本委員会でご議論いただいた素案からの主な変更点につきまして、お手元の資料にございます計画本編を使いまして、簡単にご説明させていただきたいと思います。  計画本編、少々厚い冊子になってございますが、まず12ページをご覧いただきたいと存じます。  12ページでございますが、①としまして荒川氾濫による災害廃棄物発生量の箇所でございますが、素案では、表10の部分が調整中という表記をさせていただいたところでございますが、今回、具体的な数字を記載したところでございます。  また、同じページの③、新河岸川氾濫及び内水氾濫による災害廃棄物発生量につきまして、素案では記述がございませんでしたが、今回新たに記載いたしました。  大分飛びまして、後ろのほう52ページにまいります。  52ページの下のほうに、表4という小さな表がございますが、その表4の下の部分でございますが、水害時における清掃車両の退避につきまして区直営車両の退避場所の確保、また、委託事業者につきましても保有する清掃車両の退避を含めた業務継続計画、BCPの策定を要請するといった内容を追加したものでございます。  最後に69ページからの巻末の部分でございますが、資料編といたしまして、素案ではお示ししてこなかった部分でございますが、用語集、災害廃棄物発生量の算出方法、第三仮置場必要面積の算出方法等を記載いたしました。この他に若干の語句、表現の修正等を加えまして、今回完成ということでお示ししたものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆こんどう秀人   よろしくお願いします。この災害廃棄物処理計画の中のページ、40ページの環境・安全対策の火災のところに、仮置場内にガス管を設置するっていうのが書いてあるんですけれども、LPガスとかのボンベを設置するのに比べれば、このガス管の敷設とかのほうが安全なのかもしれませんが、そもそも仮置場のところにガスが必要なのかどうかをちょっとお聞きしたいと思います。 ◎資源循環推進課長   ここで言っていますガス管ですが、多分、ちょっとはっきりしたことは今確認できておりませんが、有毒ガス等も含めまして、やはり積み上げられてしまいますので、下のほうにガスとかが堆積する、そういったものを防ぐ意味で、そういった滞留物のガス等を抜くためにガス管の設置が必要だというところで記載されているものというふうに考えております。 ◆こんどう秀人   分かりました。てっきりここに仕事に勤めに来る人のために、何か配備するのかどうか、ちょっと気になったものですから、それで質問させてもらいました。ありがとうございます。 ○委員長   よろしいですか。 ◆こんどう秀人   はい。 ◆吉田豊明   お願いします。まず、今回の処理計画なんですけれども、初めて策定されたということもあって、区民への公開またはどういった方々に配付するのか、そういった公開の手続みたいな、やり方というか、対象というか、その辺分かる範囲でお願いします。 ◎資源循環推進課長   既に3月末にホームページのほうで、今ご覧いただいてます本編につきましては公開をさせていただきまして、区民の方がいつでも目に触れる形にしております。  また、完成された印刷物につきまして、4月以降に製本される予定でございますけど、議会の皆様、また、行政内部の様々な役割がありますので、区の各部に配付する、また、概要版になるかと思いますが、区民の方にもお手元に取れるように必要に応じて各区施設等に置いたりというようなことも今考えているところでございます。 ◆吉田豊明   分かりました。  あと、区民の皆さんにとって、震災であっても、水害であっても、やはり直接自分と関わるっていう点で言うと仮置場の問題じゃないかなというふうに思うんです。そういう点からすると、例えば33ページでは、第三仮置場の必要面積ということで、1年で完了する場合はこれだけの面積が必要、1.5年だとこれだけの面積が必要というふうになっているんですけれども、例えば、具体的に水害と震災以外、地震による災害とは違うとは思うんですけれども、どういった規模を想定していて、例えば水害だったらどこを大体想定しているとか、震災だったら第三仮置場をどこに設定しようとしているのか、その辺、もし検討の中で分かっているようだったら教えてください。 ◎資源循環推進課長   今委員の方からもありましたように、災害の規模ですとか、実際のごみの排出状況によってかなり変わってくるところではありますが、いずれにしても、第三仮置場の場合はこのような多くのものが集積される場所でございますので、一定程度大きな面積を必要とする場所になります。  区内で、そういった大きな面積、そして実際に清掃車両のようなものが搬入できる場所となると限られてきますので、今後、区内の土木部であったり、関係機関と協議を進めてまいりますけど、やはり区有地でもまとまったある程度広場的な場所、もしくは公園、グラウンド、そういったものがまずは中心になっていくのかと、先々の話で、例えば民間の施設等でスペースがあればというところもありますけど、入るものがいかんせんごみということもありますので、公共用地を中心に、そういったオープンスペースで、ある程度囲えるところを中心に、今後協議なり、検討なりを進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   仮置場に関しては、例えば増設を求める、実際の震災の場合ね。板橋区からも要請で行っていると思うんですけれども、そうしたところの経験の話を聞かせていただきたいんですが、例えば、仮置場の悪臭や水質汚濁防止など、それから、仮置場を増設してほしいというような声とか、そういった場合にはフレキシブルに対応できる体制になってるのか、その辺もお願いしたいのと、特に第二仮置場については区民の皆さんの近くにあるということで、その辺の設定というのは、災害が起こって第二仮置場に集めますよという段階でお知らせするということでいいんですよね。お願いします。 ◎資源循環推進課長   まず、第二仮置場等の仮置場の設置でございますけど、発災後できるだけ速やかにというのは考えておりますので、災害の状況、ごみの収集状況ですとか被災状況を見ながら、できるだけ早いうちに場所を選定し、区民の方に周知する。そして、この中にも入っておりますように、区民の方の役割として、できれば整然と分別して排出していただくと、そういった形で進めていきたいとは思っておりますが、実際に一昨年あたり、千葉のほうですとか、清掃事務所中心に被災現場を見に行ったときには、実は仮置場の設置があったんですが、それ以外に地元の方が言うのは通称勝手仮置場という名前で、どうしても近くのところに、言わば勝手にオープンスペースに仮置場がたくさんできてしまうという状況があります。  そういった勝手仮置場ができるようなスペースがある場所と、板橋区で勝手仮置場ができるようなスペースが果たしてあるのかどうかという問題もありますけど、そういったことのないように、できるだけ速やかに各地域のある程度細かいメッシュに、適切な仮置場を早期に設置できるような方法が望ましいと思っておりますので、そういった方向で実現できるように、そういった過去の被災地の状況なんかも参考にしながら、今後、仮置場の設置について検討をさらに進めていきたいと思っているところでございます。 ◆吉田豊明   ありがとうございます。 ○委員長   よろしいですか。  ほかに。 ◆しいなひろみ   よろしくお願いします。  仮置場に関してお伺いしたいんですが、特に地域の方が一時的に出す場所っていうのはより住宅に近いと思うんですが、臭い対策についてどのようにお考えになってるんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   今回、災害廃棄物処理計画の中では、基本的には通常の生活ごみは別で、被災した災害によるごみですので、一般的な台所のごみとかが基本的には入ってこないという想定はしているんですが、臭気につきましては、やはりオープンスペースですし、時期によったり、また水害なんかの場合には発生する可能性はあると思います。  それは、やはりある程度分散するなり、早め、早めに違う場所に持っていくなり、そういった工夫しかないのかなと、特段、何か抜本的な対策というのは難しいんですが、あまり集積しないうちに持っていく、そういったことを実施していくというところが一つの方法かなというふうに考えているところでございます。 ◎資源環境部長   若干の補足をいたします。過去に水害で畳が出たことがあったんですね。この畳が結構臭うんですよ。それに対して、保健所に協力を要請して保健所から消毒液を提供していただいて、それで臭気対策というのはやったという経緯がございます。  ともあれ、そういったことが発生したときには各関連部署のほうで連携をして対応するということになっておりますので、そこら辺、現場の状況に合わせて適切な対応を図ってまいりたいと思います。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。その保健所から提供された消毒液の臭いが物すごく臭くてっていうことが実際あったものですから、臭いに関してって、意外と気づきにくいんですが、実際、近隣に住んでいる方にとっては24時間臭いがするものですから、ぜひ、そういったところを積極的に対策していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◆大野治彦   この本編の4ページに表が出てるんですけども、位置づけということで、国と関東ブロック、東京都、板橋区、特別区というふうにそれぞれ出てます。板橋区独自だけで対応できるものじゃないのでということで、こうやって連携を取るという形で表になってるんですけども、現状、国や都との連携についてどのようになってるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   役割というところで、13ページのほうに少し特別区、清掃一組、清掃協議会、都、区とそれぞれ役割が書いてございます。大規模災害でありますと、やはり国のほうからも一応いろいろな形で支援をしていただくことになります。  また、東京都のほうは2月の素案のときにもありましたが、やはり地元の自治体の機能が損なわれた場合、ときには、都が代わりに実施をするというところがございます。  現実的には、まずは特別区、清掃一組、清掃協議会、こういったところが日頃から清掃車両の調整、配車等も業務を担っておりますので、例えば板橋区が被災し、ほかの地域がまだ清掃車両に余裕があるようなことがあれば、清掃協議会、清掃一組等が配車のほうを手配する、そういったところで連携はしていきますし、特別区相互間でも、職員の応援体制も含めて連携しながら災害に当たる。こんなところがまず一義的には進めていく役割分担、もしくは連携かなというふうに思っているところでございます。 ◆大野治彦   ありがとうございます。そこで、災害廃棄物の置き場所なんですけども、板橋区内にも国の土地や都の土地があると思うんですが、そういった土地を提供しますというような情報提供等は捉えているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   今後、仮置場等の設置に含めまして具体的な検討を進めていく中で、当然、区内にも都立公園であったり、都、国等の公共用地もございますので、当然、区だけではなかなか処理し切れない話になりますので、そういったところとは連携しながら、協議の中で場合によってはお願いをしたりしながら、適切な用地の確保に向けて取り組んでいきたいと考えております。 ◆大野治彦   これは、区からのお願いではなくて、国や東京都のほうから積極的に何かあったときにはこの土地を使ってくださいというふうなことを示していただかないと、区のほうでも計画が立てられないと思いますので、そういったことはちょっと求めていただきたいなというふうに思います。  そこで、今度区行政の中での連携なんですけども、危機管理部も関係してくると思いますし、みどりと公園課、土木部も関係してくると思うんですが、そういった庁舎内でのこういった災害廃棄物処理に関する連携というのは、どのように行われているのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   この策定段階におきまして、推進本部という庁議のような組織の中に、全部の部署が入りまして、この計画自体を策定しておりますし、今後とも今お話ししましたように、例えば仮置場というテーマ1つに関しましても、区有地等を所管して管理している政策経営部、また、今申し上げました広大なある程度土地を持っているグラウンドですとか、公園を持っている土木部、こういったところとは緊密な連携を図りながら検討を進めていきたいと思っているところでございます。 ◆大野治彦   ありがとうございます。最後に、板橋の清掃工場が荒川の近くにあります。水災等で荒川が氾濫した場合に、板橋清掃工場が機能しなければ、災害廃棄物等を処理することがちょっと回らない状況になると思うんですが、その辺に対する今現状の対応策というか、考えがございましたら最後にお聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   確かにご指摘のとおり、板橋清掃工場が板橋区の場合はメインの焼却施設として利用しているところでございまして、実は水害の場合にかなりの水深が想定される場所にございます。一定の水害対策は取っているものの、仮に今、委員ご指摘のように板橋清掃工場が使用できないという場合でありますと、やはり先ほどの清掃一組等の中で協議しながら、例えば周辺の北、それから豊島、現在もそういったところを利用してますし、光が丘が本格稼働を始めてます。そういったところ、もしくはさらに遠方の清掃工場も含めて清掃協議会等と協議しながら、少し運搬の経路は長くなってしまうんですが、そういった形で対応していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆大野治彦   やはり、物理的にそれを守るというのは不可能ですかね。すごく痛いですよね、使えなくなるということ自体が、それはもう立地場所の関係で無理なのかなとは思うんですけど、無理ですよね。ちょっと最後にお聞かせいただきたいと思います。 ◎資源環境部長   過去に、柏崎という新潟の土地がありまして、そこで中越地震、それから中越沖地震が起きたときに、最新の柏崎清掃工場というのは煙突が壊れちゃったんですね。それでもう煙突というのは、曝気と、あとクーリング、それからフィルターをするところなんで、それが動かないと清掃工場って回せないんです。  そこで、23区で連携をしまして、災害支援というのに私隊長で行きました。そのときには、その柏崎から100キロ離れた三条の清掃工場まで運んだりとか、そういった広域処理が出てきます。過去におきましても、3.11、東日本大震災で起きたごみをどうやって運ぶのかといって、広域で船で運んで、東京都内の清掃工場に持っていくなんていうこともやっております。  そういったところで、東京都、それから清掃一組等、そういった広域搬送、それから連携についての知見を持っております。そういったところを活用しながら、もし委員ご指摘の板橋清掃工場が駄目なときは、多分北も駄目だろうなというのもありますので、そういったところを広域的に広い視野で考えて、処理の推進を図っていくべきものだと考えておりますし、そのとおり進めてまいります。 ◆大野治彦   ありがとうございます。
    委員長   よろしいですか。  ほかに質疑のある方。 ◆田中いさお   すみません、少しだけ質問させてもらいます。  まず、単純に今想定されている瓦礫というか、ごみについてそれを置く場所っていうのは今想定数出てますよね、何千トン、何万トン、それの想定される場所っていうのは当たりはついてる状況なのか、確認させてください。 ◎資源循環推進課長   先ほど申し上げましたように、区内のある程度物が置ける場所って限られてますので、そういったところをまず中心に、関係部署と整理をしていきたいという段階でございます。 ◆田中いさお   きっとそういうことというふうにも認識してるんですけれども、この計画ができたこと自体は大変評価もしますし、今後、見直しをしながら進めてもらいたいなと思うんですけれども、リアリティーがあまり感じてこないんですよ。実際問題、水害が本当に起きた場合、その瓦礫はどうなるのか。道もふさぐわ、どうにもならない状況だと思いますよ。特に荒川の氾濫はそうですよ。もう思考停止したいぐらいです。  運搬するにも車はない、もう道じゅうが全部ふさがってる。それには、行政も個人の車もきっと大損害を受けてるでしょうから、まず道路のごみ自体をどうやってどこに持っていくのかということ自体で思考停止したいぐらいだと、僕は思います。  それで、区と委託業者で持ってる車についても、少な過ぎますよね、それだけの大規模な災害があったとき、直営で37台ですよね。それで収集車で46台、運搬車4台ってなってますけど、基本的にやっぱりリアリティーは感じられないです。でもつくんなきゃいけないことなので、そこは本当に評価します。  ですが、今後、実際本当にそんな大災害、大水害が起きたときに、どうするんですかというのを、これにやっぱりリアリティーを持たせてかなきゃいけないんだと思いますよ。例えば、車の件で言えば災害協定を結んでる日光市から、様々なところあります。そういうところに詰めながら、いざ水害が起きたとき、収集車、運搬車を派遣してくれないか、そういうのも徐々にですけども進めていかないといけないと思います。車も足りないわけですから。  瓦礫を置く場所も分からない、車もない。だからリアリティーを感じないというのがそこら辺だと思うので、ただ、区としては国と都と連携しながら一歩前進させなきゃいけないので、これはもちろん重要なことだと思いますので、ここにも書かれてますけども、今後は演習とかも利用とかしながら見直しはしていくというふうに書かれてますので、それを期待しながら、本当に起きたとき、本当にどう動くかっていうことを、ぜひ詰めていっていただきたいなという、そういうふうに考えますので、その評価だけ、お考えだけお願いします。 ◎資源循環推進課長   ご指摘のとおり、車両に関しましても現在保有しているだけでは当然足りない状況でございます。現実的には例えば重機メーカーであったり、民間の重機、様々なトラック、そういったものを含めて、まず道路啓開という言葉を使いますけど、必要な道路をまずそこにある瓦礫を除却する、そこから始まってくると思います。そうしたコンクリートがらであったり、そういったものをまずどこに置くかという問題も出てきますので、さらに、今回まずベースとして、スタートとしてつくりましたが、今後災害がもし発生した場合には、実行計画をつくりますし、この計画自体も国の改正などを含めて、そういうタイミングでどんどん改正はしていきますので、そういった折を見ながら、より表現があればリアリティーのある計画、実効性のあるものに少しずつしていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆田中いさお   ありがとうございます。 ○委員長   ほかによろしいですか。 ◆安井一郎   今回の災害廃棄物処理計画の策定に当たって、この内容の冊子、書かれていることが、まず区民にどう周知するのか。内容がかなり多岐にわたっている部分があるんですが、だから区としては起こったときにこうしますという指針がここに書いてあるわけですよね。  ただ、実際に被害に遭われる区民がこれを基に自分たちがどう行動していいとか、そういうことは一切何も書かれてない。区民の良心にもう任せているといってもいいのかなと思います。  ですから、まずこの計画そのものをより実効性のあることにする、そういうことを区民にどう周知していくのかっていうことをお聞きしたいんですが。 ◎資源循環推進課長   今回、行政側の主に役割と申しますか、区の果たすべき役割みたいなところを中心に、一種のマニュアルのような形で今回計画を策定しましたが、委員ご指摘のとおり、いざ実際に発災しますと、区民の方々は被害者でもありますので、その方々にどのように協力いただくのかと、非常に大きな問題になってくると思います。  今回、この計画につきましては、先ほど申し上げましたがホームページで公開したというところでございますけど、様々なこの間清掃業務のほうでも分別であったり、いろいろなことでの周知活動、啓発活動しております。  そういったことも含めて、こういった災害時におきましても、被害者ではあるんですが、先ほど申し上げましたように一定の節度を持って、きちんと指定の置場に分別して持っていっていただく。そういったルールにつきましても、併せて今後きちんと啓発するような形を考えていきたいと考えているところでございます。 ◆安井一郎   我々議員も、区民に対して災害が起こったときにやっぱりそういう周知はここで議論したこと等を含めて、内容等も紙ベースになってる部分もきちんと頭に入れて周知していくっていうのも大事だろうと思いますが、第一仮置場、第二仮置場、この中に書いてあって、私がちょっとお聞きしたいのは、空地、第三仮置場の借り上げをどうするか。  板橋区には、かなりの生産緑地、区民農園等があります。そういった場合、そこが第三仮置場になり得る部分なんですね。もともと生産緑地等は災害時にそこに避難していいという形に、どこの農地にもそういったことが書いてあります。ですから、第三仮置場を造るといったときに、区としてはそこをまず考えて、畑、農地として物を生産しているところに仮置場があるからできないかっていうアプローチもあろうかと思うんですけど、その辺の考えはあるんでしょうか。それを教えてください。 ◎資源循環推進課長   仮置場につきましては、総合的な判断といいますか、検討をする必要があると思います。  危機管理部のほうでも、既に今ご指摘のとおり、オープンスペースをいろいろな用途で、避難所であったり、そういった利用のされ方もしておりますので、先ほど申し上げましたけど、実際の災害状況をそれぞれ見ながら、避難場所であったり、例えば資材の置場であったり、そういったものと重ならない形で仮置場として適当な場所であれば、今ご指摘いただいた生産緑地等も含めて仮置場の候補としては検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆安井一郎   最後に、ちょっと25ページに、第三仮置場等候補地の被災状況と利用可否、これ初動で政策経営部が担うというふうに書いてあります。所管が違うからちょっとあれなんでしょうけど、でも、こういった形で対策本部が立ち上がった時点では、その情報を政策経営部がまず入れて、それで資源環境部が第三仮置場等の設置状況、場所、面積等を勘案して、それができるかどうかってことをやると、そういうふうに理解してよろしいんでしょうか。 ◎資源循環推進課長   基本的に区有地等を所管しているところが政策経営部というところもありますので、どの道大きな災害が発生しますと災害対策本部が立ち上がります。そうした中で、区有地等を所管してる、まずは公共施設を所管してる政策経営部を中心に候補の状況を見ながら、所管課である私どもと協議しながら詰めていくと、そんなような手順になるかと思います。 ◆安井一郎   最後に、区の公園を第一、第二の仮置場として利用するという考えが当然あると思うんですが、ここには担当課に土木部が一番上に書いてあるだけで、そのほかのことではこれは情報ですけど、仮置場として使うのにみどりと公園課だとか、そういう部分の形が示されていませんけど、この辺の考えはどういうことになってるか、教えてください。 ◎資源循環推進課長   当然、土木部の所管しています公園というのも仮置場の重要な候補の一つでございます。あわせて、避難所であったり、またトイレがありますので一時利用、一時避難というところにも使いますので、そういった状況も含めて、当然土木部とは情報共有しながら、先ほど申し上げました災害対策本部の中で議論しながら、仮置場は設定していくことになるかと思います。 ◆安井一郎   結構です。ありがとうございました。 ○委員長   よろしいですか。 ◆安井一郎   はい。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、東京2020オリンピックパラリンピック競技大会を契機とした取組状況についてを議題といたします。  本件について理事者より追加の説明はありますでしょうか。  本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆吉田豊明   よろしくお願いします。今年の夏、オリンピックを開催するということなんですけれども、その是非についてはここでは議論はできないからあれなんだけれども、7月18日に聖火リレーが行われます。それで、例えば大阪市などでは聖火リレーはやらないみたいな報道があるんですけれども、状況によってはやらない可能性もあるのか、それとも、その権限は区にあると思うんですけれども、その辺のどういった判断をするのか、どういう状況になったら中止をするのか、決まっているようでしたら教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   聖火リレーなんですけれども、約3週間前に福島で始まりまして、ちょうど今、委員がおっしゃった大阪が今日という、本日大阪を走るという形になってます。大阪府は、まん延防止等重点措置が今適用されてますので、公道を走らないで万博記念公園内を走るという形を取ったというふうに聞いておりまして、今、多分走っている最中だと思います。  板橋区は7月18日を予定しているんですけれども、実は、これを実施するかどうかというのは大会組織委員会と、都の聖火リレー実行委員会のほうで決めますので、区で実施する、しないというのを判断するわけではないんですけれども、やはり、今のコロナの感染状況とか、これまでの聖火リレーの人の集まり方等を見て、その状況に応じて適切に判断されていくものだと思っております。 ◆吉田豊明   分かりました。続いて、イタリアのバレーボールチームの応援イベントということが書かれていますが、去年作られた東京2020オリンピックパラリンピック競技大会を契機とした取組状況の一覧というのが出されていますけれども、去年と違う点を説明してください。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   このイタリアバレーボールチーム応援イベントというのは、去年1月に、実は本庁舎の1階で展示して、その後に巡回という形で体育施設を回る予定で、小豆沢体育館、赤塚体育館まで回っていて、その途中で緊急事態宣言が発令されて、ちょっとストップしていたものになります。  また、大会が近づいてきましたのでそろそろ再開しようかなという形で思ってはいたんですけれども、今ちょうどまた東京でも増えてしまっていて、まん延防止等重点措置が取られているので、現在、ちょっとまた休止にしなければならないかなということで、今止めている状態であります。  違いというのは、特になくて、昨年度作ったパネル等を使って、機運醸成をしていきたいというふうに思っていたものになります。 ◆吉田豊明   それで、このバレーボールチームの板橋区小豆沢体育館での練習なんですけれども、従来考えていたものと変わった点があったら教えてください。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   イタリアバレーボールチームが小豆沢体育館を練習場として使うというのが協定で決まっていたんですけれども、昨年、コロナがない状況であれば、直接に触れ合えるような交流イベントも何かできないかということで調整をしていたところではあるんですけれども、今回、東京2020大会が1年延期となって、このコロナの影響でホストタウンというか、板橋区とあとイタリアで交流をするに当たって、大会組織委員会のほうとかで直接触れ合うような交流はやはりしてはいけないというところも出てきていまして、ただ、まだどこまで交流をやっていいかというのが、正式な最終的な判断というのがまだ出てきていないので、それを見据えつつなんですけれども、何かちょっと交流ができないかというのは、今検討しているところではございます。 ◆吉田豊明   すみません。交流の話じゃなくて、バレーボールチームが小豆沢体育館で練習をする日程とかで変わったことはないかということなんですが。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   すみませんでした。大会が延期になる前も、まだ日程を調整中であったので、そこと変わっているかというと今も調整中ですので変わりはないというか、調整中ということで変わりはないということになります。ただ、日程はまだはっきりと分かっていないという形になります。 ◆吉田豊明   直接触れ合わないけれども、小豆沢体育館でメダル候補のチームが練習をするということになったら、それなりに報道とかもされるってことでいいですか。 ◎オリンピックパラリンピック推進担当課長   報道がされるかどうかというのは、正直ちょっと私どもでは分からないんですけれども、まだ今回コロナの関係で、本来、選手が入ってきて行動できる範囲というのが、選手村とか、正式な練習場とか、大会の会場とかっていうふうになってはいるんですけれども、今回、この板橋区みたいな公式ではないけど練習場についての扱いというのも、これもまだ最終的にどういうふうにするかというのが、詳しいのがこちらのほうにまだ来てはいないので、それを見据えつつ何ができるかという形になっていくかと思います。 ◆吉田豊明   分かりました。ありがとうございます。 ○委員長   ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。          (発言する人なし) ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、「いたばしアーティスト応援キャンペーン事業実施結果についてを議題といたします。  本件について理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   1点だけ、情報の更新をさせていただきたいと思います。  資料1枚目の裏面をご覧いただけますでしょうか。上のほうになりますが、(3)②の再生回数になります。こちらの資料作成時点の数値となっているんですが、直近、昨日カウントいたしまして、約7,000増えまして3万483回の再生回数となっております。この点、情報の更新という形でご案内させていただきます。  以上です。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆小野田みか   よろしくお願いいたします。昨日も質問させていただいたんですけれども、資料2ページ目の3番の財団YouTubeのところなんですけれども、チャンネル登録者数が何名かということと、これは何という名前のYouTubeなのかを教えてください。 ◎文化・国際交流課長   登録者数は、昨日時点の数字で276人となっております。名称につきましては、文化・国際交流財団公式チャンネルという名前で展開させてもらっております。 ◆小野田みか 
     ありがとうございます。文化・国際交流財団の名前のYouTubeということで、検索するときに、板橋区と引っかかるような何か工夫というのはされてるんでしょうか。板橋区、アーティストとかいうところで。 ◎文化・国際交流課長   検索ワードに関しましてですけども、現在、例えば板橋区、文化、または板橋区、アーティストのような形で入力いただけますと、グーグル検索上部のほうに表示されるような形というのはなっております。 ◆小野田みか   ありがとうございます。登録者数が、やはり276人ということなんで、まだまだこれから増やしていく必要があるかなと思うのですが、今後、どのように増やしていきたいと思われているのか、何か案がありましたらお聞かせください。 ◎文化・国際交流課長   ありがとうございます。現状では、ネットを使った周知、例えばホームページ、あとはSNSの中で、ツイッターであったりフェイスブック、そういったものを活用しているところなんですけど、これからにつきましては、例えばこういった動画を見ていただきたい学校であったりだとか、高齢者の施設であったりとか、いろいろあると思うんですけど、そういったところには紙媒体でお知らせするほうがより効果があるのかなという部分もございますので、そういった別のチラシであったり、パンフレットであったり、そういったものの作成も検討しているところでございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。そうしましたら、そのようにどんどん登録者数が増えることを願っております。  今までの事業効果と今後の取組というところで、この事業をスタートされて、大変いろいろなアーティストの方を応援するという意味で成功されていると思うんですけれども、今後の取組について少しお伺いさせていただきたいと思います。  集まった動画やアーティストのつながりを活用し、区民の楽しみの向上につながることを期待しているということなんですけれども、この100名近いアーティストの方の応援をされて、これからもどんどんお金の支給はしないけれども、どんどん登録者数を増やしていかれるということなんですけれども、例えば、アーティストのモチベーションを上げながら区民が楽しい、生活の中で楽しむということにつなげていく方法として、どのようなことを具体的にお考えなのか、もしあれば教えてください。 ◎文化・国際交流課長   ありがとうございます。今、現状で財団と調整しながら考えていることは、今回、アーティストバンク、こういったキャンペーンを実施することで、区内にゆかりのあるアーティストの方と非常にパイプが出来上がりましたので、例えばアーティストと直接やり取りできるパイプを生かしてアンケートを実施することで、行政に何を望んでいるかであったり、今回のバンクをどう活用していくかという部分についても、アーティストの方と寄り添いながら効果的な運営をやっていきたいなというのがあります。  あとはアウトリーチ、実際これはアフターコロナの時期にはなると思うんですけれども、実際、生の現場でアーティストの方々に活用いただけるようなアウトリーチ事業というのをやっているんですが、そこにつなげていくようなゆかりのアーティストさんたち、例えば学校に出張して披露したりだとか、いろいろな施設に出張して披露したり、そういった部分の流れのスキームをつくり上げていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。アウトリーチ事業というのを私もちょうどご提案させていただくというか、いいなと思っていたんですけれども、昨日、男女社会参画課の小林課長とお話ししてたんですけど、グリーンホールの中とか男女平等推進センターがあるんですけど、女性がもっと集まりやすい環境とか、サークルみたいなのをつくったらいいなという話がございまして、そういうところに女性のアーティストのちょっとした音楽会と、あとコミュニケーションの場みたいなのをつくったりですとか、中央図書館ができましたので、絵本の読み聞かせに合わせて何か音楽を奏でていただいたりですとか、こちらのアーティスト、読み聞かせの方もいらっしゃるので、そういう方と連携をして何か区民の方が楽しんでいただけるような企画をしたらいいかなと思ってます。アーティストの方からの視点と、あと、区民の方からの視点というのもしっかりと取り入れていただきたいと思っております。  あと1つなんですけれども、こちらのアーティストの方々に、例えばアウトリーチ事業をしていただく場合はボランティアとしてやっていただけるという認識でよろしいんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   アーティストの方々はそれぞれの報酬の部分になるんですけれども、それぞれで、やはり求めてらっしゃる部分というのが違ってまいりますので、例えばこの方であればイベントに出るとお幾らかかるよだとか、そういったものも掲載するかどうかというところを含めて、アーティストバンクに掲載する中身を検討していきたいと考えております。 ◆小野田みか   ありがとうございます。じゃ、最後になんですけれども、この支給されたアーティストですが、アマチュアとプロの割合というのはどのぐらいなんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   今回の動画募集の10万円を支給する事業に関しては、100人の枠で募集しております。この事業に手を挙げるには、前提としてアーティストバンクへの登録が必要となっております。いずれについても、プロのアーティストというのが条件となっておりますので、アマチュアの方は基本いらっしゃらないという状況でございます。 ◆小野田みか   そうですか、ありがとうございます。 ○委員長   よろしいですか。小野田委員、大丈夫ですか。 ◆小野田みか   すみません、ありがとうございます。先ほどの質問にちょっと戻ってしまうんですけれども、アウトリーチ事業というところで、例えばほかの課と連携をしていろいろなイベントを行う必要があると思うんですけれども、ほかの課のやっている事業の把握と、現在、ほかの課にどのようにアプローチをしていくかなどの具体的な計画があったらお聞かせください。 ◎文化・国際交流課長   当課で把握している区関係所管のイベントとしては様々ありまして、例えば区民まつりであったり、花火大会であったり、農業まつりであったり、それぞれ地域でやられてるイベントであったり、様々各種あるんですけど、こういった全ての所管に全庁的にこういったバンクが立ち上がったというものを周知をして、いろいろなイベントで活用いただけるような形にしていきたいと思っておりますので、庁内への周知というのも、まだ現状しっかりとしたものはできてないんですけども、しっかりPRをして、いろいろなところで活用いただけるような形で進めていきたいと考えております。 ◆小野田みか   ありがとうございます。庁内にしっかりPRをして、交流が活発になって、区民の方がこのアーティストたちと交流をして楽しいイベントなどを企画していただければと思います。  あと、都と連携ということになっちゃうかもしれないんですけども、公園とかがあって、民間の方の音楽のフェスティバルなどもあるので、そういうのも参考にしながら、都の公園とかも利用して、イベントなどの開催も考えていただければと思います。ありがとうございます。 ○委員長   答弁はよろしいですか。 ◆小野田みか   はい。 ○委員長   ほかに質疑のある方。 ◆しいなひろみ   よろしくお願いいたします。目標設定と評価についてお尋ねしたいと思います。  まず、先ほどなんですけれども、再生回数が3万483回ということだったんですが、これは多いという判断なのか。そもそも大体どれくらいの再生回数を目標にしていたのか、そこについて教えてください。 ◎文化・国際交流課長   評価という部分でございますが、3万の数字は所管としてはまだまだこれからだという認識を持っております。具体的な数字の目標設定というのは現状ないんですけど、例えばYouTubeでありましたら視聴数以外にも、高い評価の場合「いいね」というボタンがあるんですけど、そういったものも増やして、単純に視聴するのみではなく、そういった高い評価をもらえるようなつくりというのも一つの評価の指標として考えていきたいと思っております。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。やはり、何かするときにPDCAサイクルとか意識しながらやっていかないと、この数字だけ聞くと、私は「わあ、すごい」って感じたんですが、実際課長のお話聞くとまだまだだとか、そういった温度差が出てくるので、やはりあらかじめ月単位区切って、どれくらいを目標としているのか、そのためにどういう働き方をするのかっていうのが前向きな動き方なんじゃないかなと思うんですけれども、この視聴者の年代分布っていうのは調査しているんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   視聴した方の年代分布の調査というのは実施はしていないんですけれども、ただ、視聴者の具体例として、高齢者の視聴実績に関するご報告というのをいただいております。具体的には、区内の高齢者施設、デイサービスをされている施設さんなんですけども、そちらの利用者の方に動画をご鑑賞いただきまして、当課にご連絡をいただいて、様々なご感想をいただいているという状況でございます。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。その様々なって、例えばどんなご感想だったんでしょうか。高齢者から見て。 ◎文化・国際交流課長   利用の方は、大体80歳から100歳ぐらいの方々、その施設は約70人ぐらいいる施設で、全ての方にご覧いただけたという状況なんですけど、いただいたご意見の中で印象に残っているものは、和太鼓ですね。子どもたちがたたいているような動画もあったんですけど、そこではそういった姿を見て元気が出たというご意見だったり、あと、プロの方の落語ですね。落語に実際足を運ぶのは今は難しい状況なんだけど、こういった動画を見れたおかげで久しぶりに鑑賞できて楽しかったっていうご意見いただけたりとか、あと、最近の状況ですと、コロナで外出がなかなかそういった施設の方もできないので、いろいろ動画を見ることで、楽しい時間を過ごすことができてよかったですっていうのをちょっと電話でいただいて、こちらもうれしかったところでございます。すみません。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。やっぱりなかなか外出が厳しい中で、こういった区が行ったことを区民の方に還元できるのが一番いい形じゃないかなと思うんですが、ちなみにこれは分類すると6分類あると思うんですが、この6分類、音楽、伝統芸能、演劇、ダンス・舞踊、大道芸、その他。この6分類で何か視聴が伸びているものとか、なかなか視聴につながらないとか、そういった分析っていうのはしていらっしゃるんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   分類ごとに、今ホームページや今回の資料も6つの分類で、大きな分類でお示ししてるんですけど、先ほどのYouTubeの視聴者数から分析というのをしておりまして、ジャンルごとの視聴者数の合計を作品数で割り返して、平均的なジャンルの人気度みたいなものを出したんですけど、そこから割り出したものですと、関心が高いのはまず一番上が音楽ですね。続いて伝統芸能、その他いろいろなものというのが続いて、ダンス・舞踊、演劇、大道芸という形でつながっている状況でございます。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。私も視聴させていただいたんですが、137作品全部視聴すると、何時間ぐらいかかるんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   おおむね1本の作品当たり5分から長くて10分ぐらいなので、すみません、ちょっと掛け算が今あれなんですけど、それ掛ける100作品ですね。という形になりますね。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。細かいことばかり言って申し訳ないんですが、ちなみに課長は全部ご覧になってるんですか。 ◎文化・国際交流課長   一度は見させてもらっております。 ◆しいなひろみ   分かりました。ありがとうございます。引き続きよろしくお願いします。  以上です。 ◎文化・国際交流課長   こちらこそお願いします。 ○委員長   ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。 ◆吉田豊明   よろしくお願いします。まず、登録が276件ということで、やっぱりどう広報していくかっていう問題があるというふうに思うんです。それと、もう一つは、区としてはこの事業の目的としては、表現の場を失っているアーティストを支援するとなってますが、一方で、やはり10万円ということで活動を支援するという側面もあると思うんですね。そういう点で、今回配信が決まったアーティストや出演者の方々から、支援としての反応、助かったとか、全然足りないよとか、いろいろあると思うんですけれども、そういった声を聞いているんでしたら教えてください。 ◎文化・国際交流課長   2つご質問いただいて、まず広報の手法ですけれども、ホームページですね。まず、財団、区、それぞれのホームページ、あとはSNS、フェイスブックであったり、ツイッターを活用している、あとごめんなさい、先ほど申し伝え忘れてしまったんですが、もちろん広報紙、あとプレスですね。報道機関へのプレスリリースなども行いまして、新聞にも掲載いただいてるという状況でございます。  実施したことによる芸術家の方からの反応という部分なんですが、いただいてるものとしては、やはりコロナ禍でイベントができない状況にあったので、こういった表現の場を、新しい形での表現の場を提供いただいたことに感謝してるというお話であったり、あと、収入がなくなってる部分がございますので、経済的支援という部分で助かったというお話をいただいてます。具体的に金額に関してのお話というのは、いただいてはおりません。 ◆吉田豊明   あと裏面、2ページ目の事業経費なんですけれども、経費としては1,380万円ということで、財源は地方創生臨時交付金ということで、これは何%になるんですか。 ◎文化・国際交流課長   こちらは、国のコロナ対策の地方創生臨時交付金という形で提案されたもので、昨年度の4号補正で活用させてもらったんですが、補助の割合については全額、10分の10で国の負担という形になっております。 ◆吉田豊明   そうすると、例えば文化に関しては1,300万円ぐらいまでしか使えないよというような考え方があるんですか。僕は、この地方創生臨時交付金については詳しく分からないんですけれども、例えば、区として10万円ではなくて、50万円にすることはできなかったのか、この臨時交付金の性格で、そういうことができなかったのか。どういうふうにしてこの1,380万円というお金が決まったのか、その辺についてちょっと予算の話のときにすればよかったんだけれども、遅くなって申し訳ないんですが、お願いします。 ◎文化・国際交流課長   この臨時交付金が国から提案された当時は、板橋区に対して、ごめんなさい、金額はすみません、あれなんですけど、数億円という形で提案されました。その中で、各所管が手を挙げて、今回文化という部分でこの金額が採択いただけたということなんですけれども、金額、例えば10万円とか50万円という部分については、区の判断でできるんですが、こういった今回の事業自体は出演料という形での考え方を取らせてもらっておりますので、実は東京都のほうでもこれに近い事業があったんですけど、そこでもやはり10万円、この時間数であれば10万円という考えではじき出してる数字ですので、そういった全体的な周りの状況だとかも含めて考えて、10万円という金額を出してるところでございます。 ◆吉田豊明   分かりました。あと、先ほど10万円非常に助かったっていう声があったってお聞きしたんですけれども、現状の文化団体や芸術家の方々が置かれている状況、それは全体としてもそうだし、板橋区内であってもそうなんだけれども、状況がどうなっているのか。  1つは、調査をする必要があるというふうにこの間ずっと言ってきて、区のほうでも一応、つながりができたので調査してみたいというようなことがあったんだけれども、これが実際に実行されるのかどうかということと、今回のあれでは国のほうからの10分の10の交付金でやったけれども、これだけで十分なのかっていう点、さらなるこうした支援が必要なんじゃないか。しかも第2次の緊急事態宣言が出て、現在はまん延防止等重点措置ということなんですよね。  そういう中で、芸術家の皆さんの状況、また文化団体の皆さんの状況は、時間が長くなればなるほど、状況は悪化してると思いますので、そうした支援が必要だし、国に対して支援ができるような財政的な保障をするようにということを要望したりとか、そうしたことの計画みたいなのはないのか、考え方はないのか、それを聞かせてください。 ◎文化・国際交流課長   現状のアーティストの方々の現状でありますけど、例えば、伺ってる話がイベント、公演をやるとするとチケット収入というのが大きな財源になるんですが、そこも今はイベントをやるには席を半分であったりというところで、チケット収入が減っているという。あとは、練習だとかに関しても、普通ですと夜に練習だとかができるんですけれども、そういった部分も、今まん延防止等重点措置が出ている状況で、時間が制限されているっていうところで、ちょっと苦しいっていうお話は伺っております。  調査を実施するのか否かという部分ですが、こちらについては、しっかりそういうパイプが今回出来上がりましたので、必ずアンケートをやる予定で考えております。  あと、これだけで今十分であるのか、さらなる取組はいかがなのかということにつきましても、今後、こういった状況が続くようであれば、国からこういう交付金が出てくる可能性というのも十分考えられますし、その都度、最適な方法を取って、アーティストの方を支援できるような事業を検討していきたいと考えております。  国に対する要望という部分に関しましても、何かそういった方と協議できる時期があれば、現場の区民の状況を伝えていければなと考えています。 ◆吉田豊明   ありがとうございます。それで調査のことなんですけれども、現在のアーティストバンクいたばしの登録者に限らず、もっと広げる必要があると思うんですよ。文化芸術活動に関わっている人たちの実態を調査するってことなので、また、広げてもらいたいと思いますので、そのことに関する見解とどのようにそれを進めていくのかということを最後にお願いします。 ◎文化・国際交流課長   今回のキャンペーンを通じて、かなりちょっと長めの時期を設けて周知もして、アーティストにご参加いただけたという部分がありますので、おおむね板橋区ゆかりのアーティストの方は、この枠で把握できたのかなという部分はあります。  ただ、この10万円キャンペーン自体は今終わってしまってるんですが、アーティストバンク事業はこれからもずっと続いていく、現在も絶賛募集中の事業でございますので、しっかりPRして、参加者を広げて、その上でアンケートをすることで本当の意味でアーティストの方にとって役に立つ施策というのを寄り添いながらやっていきたいと考えております。
    吉田豊明   ありがとうございます。 ○委員長   よろしいですか。  ほかに質疑のある方。 ◆しば佳代子   2点だけお伺いいたします。  アーティストバンクの登録の規定についてなんですけれども、例えば、このリストを見ますと折り紙とか謎かけとかあるんですけれども、そういう規定が何かあるのかどうか。  2点目が、今回不採択が7作品、重複応募というのもあったんですけれども、ここは例えば次回やるときに優先的にとか、何か理由があって不採択になったのか、この2点を教えてください。 ◎文化・国際交流課長   アートをやってる方の分類、規定の部分なんですけど、こちらのほうから、例えば音楽であったり、演劇であったりって、例えばの事例は出しているんですけれども、このジャンルではないといけないという、そういった縛りのある規定にはなっておりませんので、できる限り幅広いアート活動をやっている方に参加いただく仕組みとさせてもらっております。  不採択となった方なんですけども、今回7件、残念ながら不採択だったんですが、これは重複応募されていた方がいたっていうのが5つと、あと、板橋区ゆかりのアーティストと絞っていたんですが、全く区に関係ない方だったっていうのが1つと、あとはプロでなかったっていう方が、プロではなかったっていう形になるんで、しっかり理由があった上で今回というところになりますので、この方が次に参加いただくという予定はございません。 ◆しば佳代子   分かりました、大丈夫です。 ○委員長   よろしいですか。  ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。 ◆小野田みか   すみません、先ほどの追加になってしまうんですけれども、動画の配信、放送のところで、文化・国際交流財団のYouTubeのチャンネルで、このアーティストをアップしたっていうことの理由と、あといつからこのYouTubeがスタートしたのか、お聞かせください。 ◎文化・国際交流課長   こちらのチャンネルで配信した理由になりますが、アーティストバンク事業自体が文化・国際交流財団の事業になります。それで、今回補正予算でいたばしアーティスト応援キャンペーン、10万円掛ける100件については、区と共催という形でやっておりますので、どっちがどっちというんじゃないんですけど、両方が協力し合いながらやってるというところもございまして、そういう意味で、財団がもともと持っていたYouTubeチャンネルに登録して、区のホームページからもそこには飛んで、見れるような形にはなっておりますので、そういった形でPRしております。  YouTubeチャンネルの開始時期なんですが、正確に何年何月からというのは、ちょっとごめんなさい、申し上げられないところで、後ほど情報提供させていただきたいと思います。ただ、まだそんなやって3年ぐらいではあるかと思います。すみません。  以上です。 ◆小野田みか   ありがとうございます。この財団のYouTubeに、これ百何十名のアーティストの作品を登録したということなんですけれども、これから今後もっと増やしていかれるということで、ごめんなさい、ちょっと見てなくて分からないんですけど、ほかの番組がどんな番組が入ってるのか分からないんですけど、板橋のアーティストを応援するということに特化して、差別化していくためには、チャンネルを、例えばいたばしアーティストオフィシャルとか、何か分かりやすく分けたらどうかなと思うんですけど、そのほうが皆さん検索しやすいし分かりやすいんじゃないかなと思うんですけど、そこについてはいかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   委員おっしゃられたとおり、どのような形で啓発、PRしていくかっていうのがすごく大きな課題に今なってますので、いただいたチャンネルの設定の方法も含めて、区と財団で相談しながら検討していきたいと考えております。 ◆小野田みか   何か、ちょうど今スタートしたばかりだと思うんで、ここでほかの財団の事業とごちゃ混ぜにするのか、アーティストはアーティストで特化して、区民の方に分かりやすいように周知して、皆さんの差別化を行って、そっちを増やしていくのかって、まだ276人の登録者数って、財団の番組も含めての登録者数なんで、今だったら設定できると思うんですけど、増えちゃってからだと移行しにくくなっちゃいますし、チャンネル登録者数を新たに増やすのも大変だと思うんで、早急にそこら辺、もし別でチャンネルをつくるんだったらつくられたほうがいいのかなと私は思うんですが、いかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   ご提案ありがとうございます。効果的なそういった広報の方法につきまして、様々SNSなどありますけれども、全体について検討をして、一番いい方法というものをこれからつくり上げていきたいと考えております。ありがとうございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。やはり名前とか、印象って大事だと思うんで、先ほど高齢者の方が多かったっていうことなんですけれども、ご高齢の方も含めて、若い方も板橋区がアーティストをこうやって振興しているっていうことは分かりやすいような名前というのは大事だと思いますので、よろしくお願いします。  あと、ごめんなさい、もう一つだけなんですけれども、この間、私一般質問でもさせていただいたんですけれども、高島平の歌広場とかでご高齢の方がコロナで参加者が少なくなって、生のバンドの演奏の費用が払えないために、歌広場の自主グループの活動がなくなってしまったという陳情をいただいたんですけど、そういうところに例えばこの登録されてるアーティストの方が、例えば無料とか、ボランティアみたいな形で区内の自主サークルに演奏しに行っていただいたりとかをすることができれば、存続することにつながるのかなと思うので、長寿社会推進課の方も、区内の自主グループに関してもうちょっとリサーチをして、コロナで活動ができなかった方々のサポートもしていくとおっしゃられていたので、そこら辺も少し連携をして情報共有をしながら、区民の方に貢献していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎文化・国際交流課長   区の関係の所管が実施するイベントだとかにも、十分連携していけるように所管への周知、しっかりやっていきたいと思います。 ◆小野田みか   周知だけではなくて、きちんと話しかけて、コミュニケーションを取って、区民のためになるようにしていただければと思います。 ◎文化・国際交流課長   ターゲットはある程度絞って、そういった庁内連携もしっかりしながら、事業が実施できるように進めていきたいと思います。 ◆小野田みか   よろしくお願いします。ありがとうございます。 ○委員長   よろしいですか。 ◎文化・国際交流課長   すみません、先ほどYouTubeの開始時期についてちょっと回答できなかったところがあったんですが、令和2年6月でした。すみません。まだ歴は浅かったです。 ◆小野田みか   こちら公開時期っていうのは、この財団のYouTube自体が公開されたのが令和2年6月19日。 ◎文化・国際交流課長   それがイコールということですね。立ち上げのタイミングと、この動画配信の事業をやり始めた時期が一緒だったということです。 ◆小野田みか   ありがとうございます。ということは、チャンネルの番組の内容は、ほとんどこのアーティストだということですか。ごめんなさい、確認できてなかったんですけど。 ◎文化・国際交流課長   大半は、今回の動画配信事業になるんですけど、それ以外にも、昨年に実施した板橋おんらいん寄席であったりだとか、そういったものを幾つか財団の主催事業も幾つか含んでいる内容となっております。 ◆小野田みか   ありがとうございます。そうしましたら、なおさらこのアーティスト応援の事業が、今後もっと大きくなることを考えたら、そのアーティストだけの、板橋のアーティストの公式チャンネルみたいなのをつくっていただけたらいいのかなと思います。よろしくお願いいたします。 ◎文化・国際交流課長   ありがとうございます。 ○委員長   ほかに質疑のある方。  よろしいでしょうか。  本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、区民環境委員会を閉会いたします。...